ゆるゆるのまにまに(7) 窓に雨が激しく打ち付けている。夏休みが終わってからも、厚木はこうやって子供が寝静まった後に山本宅に押しかけるようになっていた。 山本の肌はきめ細かく、滑らかだ。 絹のような触っているだけでこちらが幸せになってしまう感覚だ。 「もうさっきから何」 コトが終わったあとの山本の体を指一本でどこまでもなぞっていた厚木に山本は呆れた様子で言った。 「いや、綺麗だなって思って」 背中にすーっと一線ひいてやると、山本が「ひゃぁ」と声をあげた。 「やめろって。 それなんか変態くさいよ」 「なんとでも」 例えば花嫁がドレスを選ぶ時のようなそんな優しい手つき。 山本は口を尖らせながら、はぁっと肩の力を抜いた。 「……最近の厚木さんは何だか変だ」 「ん? 何が?」 「口では意地悪なことを言うけど、優しいんだ」 「ふぅん?」 片眉をあげて、返事をする。 もしそうなら、山本を想う気持ちがあふれ出ているのかもしれない。 けれど、山本は何もそこから感じていなかったらしい。 「……一体誰を抱いてるんだか」 山本の一言に胸が冷えた。 「誰って……。 お前だろ」 「そんなわけないだろ。 俺を抱くんだったらもっと適当でいいじゃん」 言い切る山本に厚木はムッとした。 「誰の身代わりにもしてない。 お前だから抱くんだ」 「え? そうだったの?」 山本は意外そうに答えた。 ……心外だ。 自分の中ではそれがもはや当たり前となっていたのに、どうも山本には通じていなかったらしい。ちゃんと言葉にしないとこの男には通じないのだ。 「俺の優しさは樹とお前にしかやらん」 「あはは、何それ」 分かりやすく教えてやったつもりだったのに今度は笑われた。まったくこの男と上手に会話するのは難しい。 しかしふと不安がよぎる。 厚木が山本を誰かの身代わりに抱いていたと思い込むくらいなのだから、もしかして山本の方が厚木を誰かの身代わりにしているのではないか、なんて。 最近は山本とは良い関係を築いていたつもりだった。 それこそ家族一歩手前位の。 しかし、自分はこうやって体の関係を持っていても、元来山本とは恋人でも家族でもない。一番近い言葉だとセフレだということに気づいて、絶望する。 自分がの立ち位置を理解すると共に、自分がどれだけ頼りないところにすがっていたかに気づいた。 まるで恋におぼれているようだ。 ……こんなにも不安になってしまうなんて。 「どうしたの? 厚木さん」 「いや……何でもない」 幸せな気持ちが遠のく。 自分は何故こうも現実に気がつくのが遅いのだろう。 今日もオフィスの窓には雨が滴っている。雨はまだやまないらしい。 蛍光灯の元でもどこか暗いオフィス内で、厚木は小さくため息をついた。 「あれ? 古林さん、元気ないですね。 最近、毎日楽しそうだったのに」 通りかかった庶務の女性に話しかけられる。いつも給湯室で他の庶務と一緒に厚木の噂をしているような子だ。向こうから話しかけられるのは久しぶりだ。 「いや、そうだろうか」 「え〜気づいてないんですか? 皆言ってますよ」 彼女はケラケラと笑った。おそらく彼女たちには悪気というものは無い。 「なんだか雰囲気が和らいだと思います。 最近の古林さん、結構評判良いですよ?」 「そうか? 俺はそうは思わないが……」 自分の性格がそんなに変わったとは思わなかった。 汚いものは相変わらず嫌いだし、だらしないのも嫌いだ。 けれど、どこかで少し許そうという気持ちも芽生えたのも事実だ。 それは山本のおかげだろう。 山本を好きになれたからだろう。 6時を過ぎて、今日は会社をはやく出れてホッとした。雨は相も変わらずポツポツと降り続けている。傘を差しながら、濡れた歩道を歩く。 樹は今日も山本の家で待っているだろうか。山本は今日も笑顔で自分を迎え入れてくれるだろうか。 考えながら家路を急ぐ途中、ふと見知ったシルエットを道行く視界の中で見つけた。 ファミレスの一角にあるボックス席だ。窓を通してでは、反射してよく見えないが、あれは山本ではないだろうか? 厚木は息を呑んで、目を凝らした。 対角に誰かが座っているらしい。山本と同じくらいの体つきで、顔はよく見えないが男だということは分かる。 山本は楽しそうに笑っている。厚木に最近見せるような笑顔。 山本は最初にあった頃から笑っていたが、それでも最近の山本は心底おもしろいように腹をかかえて笑うことがある。それは厚木に気を許した証拠だと思っていた。 「……なんだ、お前、他の奴にもそんな感じなんだな」 山本が他の人間と会っているところを見たことが無かった。 だからこうも盲目的に自分と山本の関係しか考えたことが無く、山本が他の人間とどう関係があるだとか考えたことが無かったのかもしれない。 その場からすぐにでも立ち去りたくなり、歩く速度を速める。 ああ、馬鹿だ。 なんでこうも自分は馬鹿なんだろう。 家に帰った頃には、ズボンの裾がビチャビチャに濡れていた。水溜りにも気づかずに歩いていたのかと思うと自分が余計に情けなくなった。 自宅に戻ると、樹が出迎えてくれた。 厚木が何も言わずとも樹が欲しい話題をくれる。 「ひーちゃん、今日用事あるから一緒にご飯食べられないんだって」 「そうか」 スーツの上着を脱ぎながら答える。 「珍しいよね」 「ああ」 言いながら、樹と自分の分だけ買ってきたコンビニ弁当を開ける。なんだか久しぶりだ。こんなに味気の無い食卓は。 「お父さん、どうかした? 元気ない?」 まったく樹は鋭い所がある。厚木は無理やり笑顔を作った。 「いや……そんなこと無いぞ」 「本当?」 「ああ。 ただ、樹が俺の息子で良かったなって」 「えー?」 樹がへへっと笑う。 例えば樹のただ一人の父親が自分で、自分のただ一人の息子が樹であるように。そんな風に自分も山本の何かになれたら良かったのに、と。 厚木はただそう思っていた。 樹が布団で寝息を立てているのを確認すると、厚木は静かにドアを閉めた。 玄関を出ると、雨がやっと止んでいた。けれど、やんだ雨は冷気になって体を冷やしていく。 エレベーターで最上階に行く途中、山本がもし家に帰っていなかったらどうしようかと思った。山本は男を知らない体ではない。山本が知らない男と一緒に笑っているというそれだけでこうも疑ってしまう自分が嘆かわしい。 呼び鈴を鳴らすと、足音が聞こえた。どうやら家に帰ってきてはいるらしい。 「はい。 あれ? 厚木さん?」 「いきなり来て悪いな」 「何を今更」 ひとまず、玄関先に通される。 にこやかに笑う山本を見て、胸にチリッと燃えるような痛みを感じる。態度が変わらない。まるでいつもと一緒だ。 山本はきっと自分と喧嘩しても、あの男とは笑顔でしゃべるのだろう。そしてあの男と何を話しても厚木には自分から言うことは無いだろう。 それはつまり、厚木は山本にとって赤の他人だということだ。 「お前はひどい奴だ」 「え?」 いつの間にか心の声が漏れていた。それでも山本は厚木の呟きに反応した。 厚木は顔を俯けたまま、続く言葉を放った。 「……どうせ、俺がお前を愛するようにたくさんの他の人にもお前は愛されてるんだろう」 「へ? 何が? え、何のこと?」 山本は困惑した様子で聞き返した。 やはり自分の気持ちは今まで何も伝わっていなかったらしい。 「今日、お前が他の男と話しているのを見た。 お前は楽しそうに笑っていた」 「え?」 山本は目を大きくした。 「厚木さん、あれは……」 「いいんだ、お前は悪くない。 お前はいい奴だ。 いろんな人に愛される人間だ。 けど、俺は……」 言葉に詰まった。 自分は醜い人間だ。 「……すまない、俺は嫉妬したんだ。 心が狭くてすまない。 お前は俺のものではないのに」 「厚木さん……あの、」 厚木の言葉に呆れたのかもしれない。他人のくせに執着心が高くて面倒だと感じたのかもしれない。 山本は何かいいかけた言葉を呑むと、厚木の服の袖を引っ張った。 「中で話をしよう、厚木さん」 厚木はやっと顔をあげて山本を見た。山本は今までに無い真面目な顔だった。胸が締め付けられるように痛かった。 先日、厚木と樹と山本とで片付けた部屋へと通される。 部屋は樹と厚木が足しげく通っているせいか、さほど汚れていなかった。厚木は定位置のダイニングテーブルの席に浅く腰掛けた。 山本もその対面に座ると、「あのさ」と口を開けた。 「どうしてそんな風に思ったの? 心が狭いとかすまないとか、謝ることじゃないでしょう」 「だって、お前は俺のものではないだろう? お前はきっとたくさんの人間に愛されているのだろう。 お前は皆のものだ」 「皆のものって……」 どうしてそうなるのかな、と山本がため息をつく。 今度は本当に呆れているのが目に見えて分かる。 「厚木さん、あなた、頭よさそうで馬鹿でしょう。 俺にそんなにたくさん知り合いいるように見えるの?」 「お前は間口が広いと自分で言ってたじゃないか」 「間口は広いけど、出会いは無いんだ」 山本は苦笑した。 「あれは弟だよ。 時々俺の様子見に来るんだ」 「弟……?」 真実を聞いて、愕然とする。 弟と会っている姿を見て、自分はここまでウダウダ言っていたのか。それなら、山本がため息をつく気持ちも分かる。 山本は、「ほんっっっ……と馬鹿だなぁ」と心底そう思っているように長く溜めてから言った。 「でも、厚木さんって本当に俺のこと好きだったんだね」 「は? 再三そう言っていただろう」 山本は楽しそうに笑った。少し悪戯っ子のような表情だ。 「だって、厚木さんはだらしないの好きじゃないだろう? だから俺のこと好きだなんて、なんか嘘っぽくてさ」 「何だと!」 自分の告白がそんな風に受け流されていたと知って、腹が立ってくる。 「でも今なんかやっと分かったかも」 山本は、また笑った。 「厚木さん、俺ね。 厚木さんのこと、そう言う意味で好きかどうかは分からない。 人をそんなに深く愛したことなんて無いんだ」 「……そうか」 本当は良い答えを期待していたが、山本が今言った言葉は自分が期待していた言葉よりもしっくり来た。 それならそれでいい。 失恋しても仕方が無い。山本を最初に傷つけたのは自分の方だから。 けれど不意に続く言葉が降ってきた。 「でも厚木さんと寝るの、俺、好きだよ」 山本の言葉に驚く。これは喜んでよいことなのだろうか? 厚木が息を潜めて次の言葉を待つと山本は静かに続けた。 「俺のゆるゆるな生き方ってある意味処世術なんだ。 やっぱ嫌なことがある時って”もうどうでもいいや”とか”考えるのやめちゃおう”とかそういうやけくそな気持ちがやっぱりあるじゃない。 俺の生き方ってそういうので気休めを与えて、全てを許した気になっているだけなんだ。 ……でも厚木さんとはそういうんじゃないんだ」 厚木は息を呑んだ。 「厚木さんに対しても俺、最初は、”もういいや。 考えるのやめちゃおう”って思ってたんだ。 けど、あんたは何度も何度も真面目に俺にぶつかってきてさ、自分のこと戒めて、俺が許してるのに自分で自分を許さないんだ。 だから、本当の意味で俺は厚木さんを許せた。 厚木さん、俺ね、厚木さんと一緒にいると」 山本は穏やかに笑った。 「なんか心があったかくなるんだ」 だって、あなたは一生懸命に謝ってくれたから。 一生懸命、俺のこと考えて悩んでくれたから。 「いろいろと諦めなくても良いんだなって思えたんだ」 胸がいっぱいになる。 厚木は自分の席を離れて、山本を深く抱きしめた。 山本は何も言わずにそっと背中に手をまわした。自分の大きな図体が震えているのが分かる。山本は厚木をなだめるように背中を撫でた。 「山本、好きだ、すきだ」 「……うん、分かったよ。 今度はちゃんと分かったから」 初めてちゃんと山本まで通じた気がした。それだけで胸がきゅっとなる。 キスの一つでもしておいた方が格好がつくかと思うが、抱きしめるだけでいっぱいいっぱいだった。気持ちがあふれ出てきて、それがとまらない。 山本は厚木の胸の中でふふっと笑った。夢を語るような表情で、ぽつんと呟く。 「厚木さんはこれからきっともっと俺の日常に入ってくるんだろうな」 「……ああ」 「俺言っておくけど本当にだらしないよ」 「知っている」 山本は「本当に〜?」と聞き返した。 本当に本当だ。同時に山本がどんなにだらしなくても嫌いにはなれないだろうということも分かっていた。 山本はぽんぽんと厚木の背中を叩いた。 「だから、厚木さんに俺のとっておきの言葉をあげる」 「……なんだ?」 厚木が山本を抱く手をゆるめると、山本がひょこりと頭を出した。目がきらきらとしていて、にんまりと笑っている。まるで宝物の在り処を教えてくれるように。 「”ゆるゆるのまにまに”」 「は?」 山本はもう一度言った。今度はゆっくりと。 「”ゆるゆるのまにまに”」 そして歯をみせて笑った。 「それ、どういう意味だ?」 「さぁ? 俺が大学のとき作った造語だよ」 「はぁ、造語……」 そんなの分かるはずが無い。 不満を言いたげな厚木の顔を見て、山本がフッと笑った。 「嫌なことあるとさ、そうやって心の中でそう呟くんだ」 山本がそう言った瞬間、急に言葉に重みを感じる。 「ニュアンス的にね、外国語で”Let it be”ってあるじゃん。 あれを100倍ゆるくした感じ」 「じゃ、あれか。 沖縄でいうと”なんくるないさー”みたいな?」 「うん、それだと50倍くらいかな」 何だそのゆるい基準は。 しかし思えば世の中にはたくさん無責任な言葉があるものだ。たくさん考え出したらキリが無いかもしれない。 厚木がそんなことを言うと、山本は「違うよ」と言った。 「無責任とかじゃないよ。 頑張ったのにダメだった時は、もう運命に身をまかせるしかないってことだよ」 山本の言葉に、山本の生き方を感じる。 言霊というものだろうか。 「ゆるゆるのまにまに、」 呟いて見るとなんだかしっくり馴染んでいった。不思議だ。まるで山本が厚木を抱きしめてくれた時のようなそんな感覚になる。 「そう、ゆるゆるのまにまに」 山本が頷いて笑った。 ああ、そうか。そういう風に。 ゆるく、優しく、穏やかに。 生きていけばいいのだろう。 視界がにじんで、山本の顔が歪む。山本は楽しそうな声で「厚木さん、アンタ意外と泣き虫だな」と笑った。 夕飯を3人で食べた後、樹は「宿題があるから」とリビングに引っ込んでしまった。最近の樹は自分一人で勉強する習慣ができ、分からないところだけ山本に聞くようになった。 もしかしたらなんとなく厚木と山本の空気を読んで、二人にしてくれているのかもしれない。樹はそういう空気には敏感な子供だ。 「結局弟は何の用だったんだ?」 この間の事を改めて聞く。山本はコーヒーに口をつけながら、「ああ」と思い出したように話し始めた。 「あいつね。 時々たかりにくるんだよ。 まだ学生だから」 「ふぅん?」 「で、あいつ可愛いから結局お金あげちゃうの。 俺」 山本はにかっと笑った。弟がいるなんて知らなかったが、こうやって聞いているとやはり”兄”の顔をしている。樹に対して面倒見が良いのも兄弟がいたからなのか。 しかし、一つ疑問が浮かぶ。 「ここってお前が親のすねかじって買ってもらったマンションじゃないのか? 弟にやる金なんてお前あるのか?」 山本は意外そうな顔をした。 「違うよ。 大学の時にマネーゲームで一儲けしてここ買ったんだ。 ここ、賃貸もあるだろ。 俺、ここのオーナーなんだけど」 「え! 嘘だろ!? 」 驚がく的な新事実だ。厚木は目を丸くした。 厚木の声が大きかった為、リビングにいる樹が何事かとこちらをチラッと見た。 山本は気にせず続けた。 「本当。 ちなみに駐車場も何個か持ってるし、賃貸経営でももう一個マンション持ってる。 ま、全部管理会社にまかしているけど。 今は特にやってないけど、収入は結構あるよ」 口があんぐり開いて閉じない。 自分が山本のことをどれだけ偏見に満ちた目で見ていたかが分かり、少しだけ落胆する。 だが、ちらちらこちらを見る樹を見つけてハッとした。声を潜める。 「それ、……樹には言わないでくれるか?」 「なんで?」 「まだ小さい頃から働かなくても金が入ってくるって事、教えたくないんだ」 「うん、まーいーけどさ」 山本はうーんと腕を組んで考えた。 目をぱちりと開けると、山本は厚木の目を見た。 「でも、樹は俺みたいにはならないと思うけどな」 「何を根拠に」 「だって樹ってあなたのこと、尊敬しているから」 「え」 山本はニヤニヤしながら、厚木の顔を眺める。 「あれ読んだ? 樹の学校の宿題。 ”僕・私の尊敬している人”」 厚木は首を横に降った。 そんなもの読んでいない。 学校の宿題を厚木はみてやったことは無いのだ。 どきどき鳴る心臓を抑えて山本の答えを待った。 「……毎日愚痴もこぼさず会社に行くお父さんはかっこいいって書いてあったよ」 「あー! 今、お父さんにあのこと教えたでしょう!」 耳ざとい樹がこっちに飛んできた。樹は山本に「ひーちゃんの馬鹿馬鹿」と言って、山本をぺちぺちと叩いていた。照れているのか顔が赤い。 一方、厚木は頭の中で祝福の鐘が鳴っていた。 樹にそう思われていたなんて知らなかったし、知る機会なんて無いと思っていた。 「山本、他には無いのか? 何かネタを隠し持っているんじゃないか?」 「え? 他にはね、うーん、あ、樹がこの間……」 「ちょっとひーちゃん! お父さんに変なこと教えないで!」 真剣に怒る樹の様子に山本があははと笑い、厚木もこらえきれず笑った。その声が部屋中に響いて、不意に胸が詰まった。 妻が出て行った時はこんな日がまた来るとは思ってもみなかった。厚木と樹の間には微妙な空気が流れていたし、厚木はいつもピリピリと神経質になっていた。 けれど、山本と会って何かが変わったのだ。それは思いやりだとか慈しみだとかそういうあたたかいものに関ることだ。 古林家はきっと山本が傍にいる限りは大丈夫な気がした。 これは守らなければいけない幸せなのだな、とやっと気づいた。 決してなくなってよいものではないのだ。 なくなってしまうと自分も相手をも傷つけることになるということ。 それを前の時はちゃんと分かろうとしていなかった。 ずっと一緒に生きていく。 相手をいたわり、思いやり。 そう。 ゆるゆるのまにまに、生きていくのだ。 おわり 一番成長できたのは多分お父さん。お父さん、細かいことを人に強要しなくなりました。(笑) written by Chiri(10/16/2009) |